〇俺、ここでやってけるかな?

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俺が野乃原君を呼ぶと、速すぎる足をピタリと止めて俺に近付いて来た。 やっと止まってくれた… 「悪い…大丈夫か?」 「ハァ…大丈夫じゃなハァ速いよ!」 久々に走った…つか俺体力無さすぎ… 「…エロい」ボソッ 「ん?ハァ何か言った?」 野乃原君がボソッと何か呟いた気がしたんだけど… 「や…別に何も」 「そう?ならいいけど…」 よし!俺完全復かーつ! 体力戻ったぜ☆ 「職員室はすぐそこだ。あとは1人でいけ、じゃあな」 野乃原君は早口でそう言って去っていった。 また会えるかな―? って今はそれどころじゃ… 集会出らんなかったし、遅刻したし… 多分メッチャ怒られる! 恐いな―でも… 俺は意を決して職員室のドアを開けた。 「しっ失礼しま~す…」 うっ視線が痛い… 「ものすごく遅れてすみません… 今日からここの学校に配属されました、季咲真琴です」 すげ―見られてるし…怖っ ってか1人の先生が近付いてくる…怒られるのか? .
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