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水樹と要はお互いの背中を合わせ、男たちに向き合う。
水樹「おい九条、ちょっと力貸してくれよ」
要「言われずともそのつもりだ」
水樹と要は足元に落ちていた鉄パイプを手に取り身構える。
男たちも鉄バットやらメリケンサックやらを取り出す。
水樹「勝てるかねぇ?」
要「俺は父親の影響であらゆる武道を経験しているからな、中でも剣道は弓道の次に得意だ」
水樹「それは心強いね。じゃあどっちが多く倒せるか勝負といこうか」
要「奇数だといいんだがな」
水樹「奇数でも偶数でも差が開けば関係ないさ!うおらぁぁぁっ!」
二人は男たちに向かい走り出していった。
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