下町話

アパート

私ゎそこで生まれた。

古いアパート、四世帯が住んでいた。
私の家族ゎ二階に上がる木のドアをあけ、木の急な階段をあがって直ぐの部屋。引き扉開けると八畳一間の部屋である。台所も長い廊下の突き当たりの場所に二世帯分並んで設置してありトイレも共同だった。
近所の子供も兄弟同い年の子達が多く良く外で遊び、家を行き来していた。
その当時の遊び場ゎ裏に有った神社。
私ゎ三才か四才の頃、姉たちに混じって、鬼ごっこや縄跳びをしていた。もちろん、ろくに出来なかったので、いつも邪魔者扱いされ泣いていた。
母も一緒に遊んでくれていた。たまに小さいまだ、ﾖﾁﾖﾁの赤ちゃんも一緒の時が有り、母ゎその子の脇から胸にかけて、腰ひもを通し転ばないように歩かせていた事が、思い浮かびます。今で言う、犬のﾊｰﾈｽみたいなの、ベビー用品でも見かけるようになった。母ゎその先駆け(笑)良く考えたもんです。