He is White Rabbit.

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これ以上言っても俺が惨めになるのは簡単に予想できたから、何も言わない事にした。 まだ痛む頭を押さえながら、ゆっくりと辺りを見回してみる。 そして気付いてしまった。 「………どこ、ココ」 「何処って………不思議の国に決まってるじゃないか」 「え?そう云うのって決まってんの? チビ兎に会って銃で頭殴られて起きたらソコはもう不思議の国なの?」 いくら何でもそれはなあ、アハハ。 「……ねえ駄目アリス。 君には僕はどんな風に見える?」 目の前のチビ兎はこの上無くその可愛らしい顔を歪めた。 そして長い間の後の言葉が、これだ。 「どんな風って………普通に『兎耳&尻尾の兎コスプレ美少年。懐中時計と銀の拳銃を持ってて、ローラーブレードを有り得ない速度でぶっぱなすと云うオプション付き』………かな」 「駄目アリスの説明はこの上なく苛つくね。 言っとくけど、僕のこの耳と尻尾は本物だよ。 ちなみにこの拳銃もね。そのアッタマ悪い脳天を風通し良くしてあげようか?」 「結構です」 可愛い顔してなんて物騒なこと言ってんだこのチビ兎は!! .
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