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学校から帰って来て、そのまま真っ直ぐ屋根裏へと足を運ぶ。
それが、いつの間にか当たり前のようになっていることに気付いて、心の中でそっと苦笑した。
薄暗い急な階段を上り切り、正面にあるドアのノブをゆっくり回した。
「ただいま」
手探りで照明のスイッチを入れた。
浮かび上がってきたのは、まるで幼児向け番組のセットのような場所だった。
にっこりと笑う赤い太陽や青い空に真っ白な雲、色とりどりの風船や機関車などが視界一面に描かれており、そこにいると自分が子供に戻ったような錯覚に陥る。
そして、その中央にはイーゼルと椅子に木製のテーブル。
テーブルの上には、混色されているパレットと数本の絵筆。
他にも、美術道具が無造作に置かれていた。イーゼルには大きなキャンバスが乗せてある。
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