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蓮｢りーんっ！｣
瞳を潤ませ、先程よりも更に力を強めて抱き着く――が、あたしは素早く引っぺがす。
｢良い？ちゃんと承諾したんだから、とやかく言わないでよ！？｣
蓮｢うんうん！凛のセーラー服が見れるなら俺は何も言わないぞ｣
…って言っても、蓮兄の場合以って３日って所だろうけど、今はそれでも良いや;
｢…じゃあ、とりあえず琉斗や皆の所に行ってくるね。誰かの所為で急な話が舞い降りたって言わなきゃだから｣
蓮｢早く帰ってくるんだぞ｣
だから何でこうも蓮兄は嫌味とか通じないのかなー…。
溜息を１つつくと、蓮兄を追い出して出掛ける支度を始める。
｢…そう言えばこの制服…確か麗奈の学校のじゃないっけ？｣
あたしは一瞬固まるも、気にせずに支度を進める。
｢ま、あたしは自分に素直な麗奈、嫌いじゃないしいっか！｣
あっちはあたしをどう思ってるかは知らないけど。
それに変装して行かなくても済むし、もしかしたら女子校って案外男子校より良いんじゃ…――？
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