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「よ…っし、準備完了!」
全ての支度を整えたので、再び階段を駆け降りる。
蓮「あ、凛!朝ご飯はi「要らない」
リビングから顔を出し、尋ねてきた蓮兄に即答で答える――が!
蓮「り、凛…俺が愛情を掛けて作った飯をい、要らない…?」
なんて、また涙目であたしに縋り付いてくる蓮兄。
「…~~~もー、食べれば良いんでしょ!?食べれば」
やむを得ず、朝ご飯を食べてからあたしは皆の元へ急いだ。
「――…と言う訳で、あたし明日から麗奈達が居る女子校に通う事になったの」
あたしは大まかに事を説明する。
駿「…成る程?それならこんな朝早くに集合させた訳だ?」
うーんと首を傾げ、苦笑いで答えたのは――李堂 駿。多分あたしの良き理解者、そして相談相手。
「ご、ごめんね;?それは本当に悪いと思ってるんだけど…やっぱり直接伝えとくべきだと思って…」
駿「いや?凛の言う通り、早めに聞けて良かったよ」
駿の優しい笑顔に、少し緊張していたのか肩を下ろす。
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