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――――暑い。
外は、気温36℃を余裕で超えていた。
茹だるような暑さとは、この事を言うのだろう。
冷えた麦茶の氷が音をたてコップの底に沈んでいく。
「なぁ。なんか面白いこと無いかな?」
家に遊びに来ていた友人の浅田が突拍子もなく言い出した。
「さぁ。……あっ、バスジャックは?」
「バスジャックかぁ……んっと、却下!」
そりゃそうだ。
この提案に乗るようなら僕は、こいつと距離を置くだろう。
だって、それじゃ面白くも無いし刺激が足りない……だろ?
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