B★RS

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あの戦いから数日がたった。 今ミクは都会の外れ、小高い丘の上から海を見渡していた。 彼女の隣には折れた刀と木で作られたお墓があり、そこにはリンの名前が彫ってあった。 「ねぇリン?私ね、歌手になる。スカウトされたんだ。私、新たな道を歩むよ。だから、ここで見守っていてね?」 《見ていてくれる》 《今から始まるの私の物語》 「あっ!もう時間だ。…また、遊びに来るから……月に二回は来るから……じゃあね。」 そう言ってミクは丘を駆け降りる。 (頑張ってね) リンの声が聞こえた気がして振り向き、後ろを…お墓を見る。 「まさかね。」 《忘れそうになったら》 「決して忘れない。けどもし忘れそうになったら。」 《この歌を》 「リンとよく口ずさんだあの歌を」 「《歌うの》」
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