第一章 田畑 百合

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「テメェぼろぼろ零してんぢゃねぇよ!!」 物凄い音と共にお皿が床にはたき落とされ無惨な姿になった ただじっと耐える私を見て更に苛ついたのだろうかかみ切り声をあげて玄関へ姿を消した 物音がしなくなるのを待ち散らばった破片を一つずつ拾った 重力に逆らえずボタボタと熱をもった水滴が零れた
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