4270人が本棚に入れています
本棚に追加
「乃依…琉さまに嫌な事されてない?」
「大丈夫。お姉ちゃんは?」
「私は、大丈夫。乃依が心配よ。学校に行かせてくれるって話しだったのに行かせてくれないし…仕事に入ったら乃依に逢えないし…心配よ。」
姉の優しい言葉に乃依は、嬉しくて泪目になったが離れてにっこり笑った。
「夜は、逢える。お姉ちゃんに逢える。」
綉舳は、乃依の言葉に頷いた。
その日も二人は、手を繋いで眠った。
二人は、まだ…知らなかった。
これから二人の身に起こる全ての出来事を……。
最初のコメントを投稿しよう!