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綉舳は、泣き叫ぶ。
「…っ…全部っ……入ったぞ。」
「あっ…あぁ……いたぁ…い」
綉舳は、小さく息を吐くのと同時に言った。
「中…イイぞ。」
磬一郎は、言って綉舳にキスした。 綉舳の流れる蜜に血が混じる。
「…やっぱり……始めてだったか。」
磬一郎は、にっこり笑って言った。 綉舳は、泪も枯れるくらい放心していた。
「動くぞ。」
磬一郎は、ゆっくりと腰を動かす。 擦れて傷みが走る。
「(……乃依…)」
綉舳は、妹を思っていた。
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