†第7夜† 純潔を穢されて

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    綉舳は、泣き叫ぶ。 「…っ…全部っ……入ったぞ。」 「あっ…あぁ……いたぁ…い」  綉舳は、小さく息を吐くのと同時に言った。 「中…イイぞ。」  磬一郎は、言って綉舳にキスした。 綉舳の流れる蜜に血が混じる。 「…やっぱり……始めてだったか。」  磬一郎は、にっこり笑って言った。 綉舳は、泪も枯れるくらい放心していた。 「動くぞ。」  磬一郎は、ゆっくりと腰を動かす。 擦れて傷みが走る。 「(……乃依…)」  綉舳は、妹を思っていた。   
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