†第8夜† 壊れゆく心

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   「なんだ。琉は、まだ起きて来ないのか。」 「はい。」 「学園に遅れないようにさせろ。それと…乃依を同じ学園に入れるから手配をしておけ。」  磬一郎は、玄関先で訝玖に伝えた。 「畏まりました。社長も気をつけてください。」 「あぁ。」  磬一郎は、言って一人で車に乗って会社に向かって行った。 「琉さまに声をかけて来ますから、食事の支度をお願いします。」  侍女たちに言って訝玖は、琉の部屋に急ぐ。 「あっ!!…もう……ダメッ!」  乃依は、言ってベッドに倒れた。   
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