†第8夜† 壊れゆく心

5/7
4268人が本棚に入れています
本棚に追加
/216ページ
    学園長は、立ち上がって訝玖を迎えてくれた。 「お久しぶりです。」 「今日の用件は、聞いてるよ。」  言われて訝玖は、一礼した。 「うちに聡明な娘が来てくれるなら大歓迎だよ。」 「ありがとうございます。こちらが転入する櫻 乃依さまの資料です。」 「うん。公立に居たなんて思えないなぁ。」  資料を見て言った。 「学園長。宜しくお願いします。」  言って訝玖は、部屋を出て行った。  学園長は、資料をにっこり笑ってお茶を飲む。 「喰えないひとですね。」   
/216ページ

最初のコメントを投稿しよう!