†第9夜† 外へ再び

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   「乃依…おはよう。」  声をかけられて乃依は、ゆっくりと目を覚ました。 「琉さまっ!!」 「おはようございます。」  乃依は、飛び起きた。 「あっ、あのっ!!」  乃依が心配で身なりを見ると夜着を着ていて安心した。 「大丈夫。昨日は、“何も”出来なかったから。」  琉は、言ってにっこり笑った。乃依は、やっぱり琉に心を奪われていた。 「着替えようか。」        ・・ 「…琉さま……ソレって…」     ・・ 「そう。コレに着替えるの。」  琉は、ニッと笑って乃依に示した。   
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