†第1夜† 運命の殺人事件

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    乃依は、姉の手を取る。 「では、ご確認をお願いします。」  刑事は、2人を案内した。  冷たい部屋には、急ごしらえの線香立てがあった。  二つの寝台…… 「どうぞ。」 「「っ!!」」  刑事は、直ぐ布を戻した。 「乃依っ!!」  妹を抱き留めた。 「どうぞ、医務室まで。」 「ありがとうございます。」  気を失った妹を抱き上げて刑事が医務室へと連れて行ってくれた。  2人の茨が…そっと伸びて……絡まっていく…。  何処かへ………   
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