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死神が大きな鎌を振り上げる。
俺は、目をギュッと瞑った。
しかし、
なかなかその鎌は振り下ろされない…。
俺は、
ゆっくりと目を開ける。
『えっ?』
俺が見た光景は、死神を一匹のカラスが攻撃している様子だった。
「大丈夫?」
唖然としている俺の肩を誰かが、
触れる。
ビクッ。
俺の横には、
全身真っ黒のマントを羽織った長身の男が立てっていたのだ…。
『君は…。』
夢で見た男…。
男はニコッと俺に、微笑みかけると俺の前に出る。
「ダメだよ死神さん達。魂を回収する相手が違うんじゃない?条例違反により、君達を処罰します。」
そう言うと、
黒い羽を一枚取り出す。
【おのれ、悪魔め!!お前に俺達は倒せない】
悪魔?
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