= 第1話 =

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 迫り来る十数機のパワードギア。  そして、その背後から迫り来る数機……いや、数頭の異形の兵器。  それは機械のようでもあり、また、獣のような咆哮をあげていた。  そして、対峙する3機のパワード・ギア。  その形は其々まちまちだが、そこに漲る闘志は同じものだった! 『兄ぃ、どうやら奴さん、本気を出してきたみたいだぜ』 『敵も本気……か。なら、こっちも奥の手を出すしかない、な』  鷹の様なフォルムを持つPGのコクピットに入るその無線の声には、闘志が感じられる。  そして、コクピットの男がレバーを握りしめ、叫ぶ! 「一気にケリを着けてやるぜっ!」  そして――!!! 「エクサンダー・フォーメーションだッ!!!!!!!」  氷原に巻き起こる白い嵐!!  それはその三機を包み込み、荒れ狂う!!  やがて嵐の中から見え隠れする、鋼の巨人のシルエット!!  その様を見ていた司令官が、イージス艦の艦橋から叫ぶ! 「あ……あれはまさかッ!!!」  そして巨人の操縦桿を握る男も叫ぶ!! 「そう、こいつが噂の……これが噂の――!!」  そう、その名は――!!!!!!!
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