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「もう嫌だよこんな世界」
『この世界がそんなに嫌ですか?』
「誰?何でこんな所に私以外の人がいるの?」
『そうですね、私は管路とでも言いましょうかね、此処にいるのは私には貴女が必要だからです」
「管路?でもなんで私が必要なの?もしかして・・・」
『大丈夫です此処の人達と同じ事はしませんよ』
「本当?」
『はい、それに半分は此処から貴女を助ける為に来ましたから』
「私を助けに?」
『はい、それと話を元に戻しますがこの世界は嫌ですか?』
「嫌です。だって・・・だって私だけ・・・」
『貴女はどんな世界ならいいのですか?』
「私は・・・私の事を本当に必要としてくれる人達がいる世界がいい」
『そうですか、それなら丁度いいですね、貴女を今からこの世界から他の世界へと飛ばします』
「本当にこの世界からいなくなる事が出来るの?」
『その代わりそれ相応の対価が必要です』
「対価?」
『はい、物を得るにはそれ相応の対価が必要になります。いわいる等価交換です』
「対価ですか、それはどんな対価なんですか?」
『それは、貴女が飛ばされた世界を救ってください』
「世界を救う?そんな事私には出来ませんよ」
『大丈夫です。貴女の仲間となる人達と協力さえ出来れば』
「仲間ですか?私に仲間なんて出来ませんよ」
『まぁそれはその世界へ行ってから何とかしてください』
「だから仲間なんて出来ませんよ・・・」
『何とかなりますよ』
「何とかなるって・・・そんな無責任な」
『それでわ行きますよー』
「ちょっと、心の準備が・・・」
『それでわ頑張ってくださいねー雫(シズク)さん』
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