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雫が目を覚ました場所は・・・
「此処は何処ー!?」
思わず雫は叫んでしまった。
そう雫は今荒野へいるのであった。
「管路さんももっとちゃんとした場所に飛ばしてくれたらいいのに・・・」
それにしてもこんなに広い場所がこの世界にはあるんだ
「そこのお嬢さんちょっといいかね?」
「はい?私ですか?」
「随分珍しい服を着ているみたいだけど」
「そうですか?そんな事は無いと思いますけど・・・」
「そんな事は有りませんよとても綺麗ですねぇー」
「そうですか?」
「はい、なんでその服を置いて此処から立ち去ってもらいませんかね?」
「何でですか?」
「何でって・・・俺達黄巾党の縄張りにいるからだよ」
そう男が言ったら他の男達が沸いてきた。
「嫌ですよ、これ以外服ありませんから」
「なら助けでも呼んでみるかい?」
(おい雫!)
「誰?」
「だから俺達は黄巾と・・・」
「お前達凡人の事なんかきいてない!少し黙ってろ!」
「ぼ、凡人だとぉ」
雫の態度の変化に戸惑った黄巾党であった。
「そうだよ、お前らは凡人だよ」
「ふざけてんのか!てめぇ」
「あれ?私なんか言いました?」
「惚けんじゃねぇ!今俺達を凡人って言っただろうが!」
黄巾党は雫に向かって攻撃をしてきた。
「あ、確かにいいましたねぇ」
(雫!危ないよ!)
「だから誰?」
(とりあえず此処から逃げろ!)
「でもどうやって逃げればいいのかな?」
「お前はもう逃げられないよ」
「凡人が私に話しかけんな!少し黙ってろ!」
雫の覇気に黄巾党はひるんだ。
(今だ雫!逃げろ!)
「うんわかった」
雫は猛ダッシュでその場から逃げた。
「お、追えー!絶対に逃がすな!」
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