天の御使いは女の子!?

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雫は夕の言われた通り目を閉じた。 もし何かあったら許さないからね! (大丈夫だって任せとけよ) 「っ!?雫殿の雰囲気が変わった!」 「よう待たせたな関羽」 「貴様は誰だ?雫殿ではないな?」 「そうなのだ!雫お姉ちゃんは何処なのだ!」 「雫はここにいるじゃないか、今は人格が変わってるだけだ」 「人格が変わっている?どう言う事だ?」 「まぁそれは手合わせが終わってから教えてやるよ、それより俺は今暴れたい気分なんでね」 夕は殺気を関羽に向かってはなった。 (っ!?何だこの殺気は、このような殺気は初めてだ) 「いいかい?5分の1の力でやってやるから死にはしないだろう」 「武器はどうするのだ?」 「そうだな、短剣はあるか?」 「短剣ですか?私の堰月刀と短剣で勝負ですか?そのような武器で・・・」 「別にいいだろ、俺には短剣が一番しっくりくるんだから」 「そうですね」 丁度いい事に関羽が短剣をもっていた。 「これでよろしいですか?」 「別にいいぜ、包丁でも十分だからな、ハハ」 「ほ、包丁ですか、それは置いといて・・・」 関羽は堰月刀を構えた。 「おいおい、ツッコンでくれよ、まぁいいか」 夕も短剣を構えた。 「いざ尋常に」 「「勝負!!」」 まずは関羽が夕になぎ払いをした。 しかし、夕は何事も無くそれを避けて関羽に反撃をした。 「っく!」 「もう少し頑張れるだろ?」 夕は関羽を挑発した。 「当たり前だ!」 関羽はその挑発に乗ってしまった。 「こうも簡単に挑発に乗るなよ・・・」 夕は関羽の攻撃をジャンプして避け着地と同時に関羽の懐に入った。 そして、関羽を投げ関羽の上に乗り首に短剣を突きつけた。 「もうちょっと出来たんじゃないか?」 「っうぅ、参りました」 「そうだな、鈴々」 「なんなのだ?」 「お前と関羽の二人で俺にかかって来い」 「鈴々と愛紗の二人で?いくらなんでも無理なのだー」 「やって見なきゃわかんないぜ?」
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