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「はぁ?!なんだよ、それ。
意味分かんな「私はお前を自分の子だと思ったことはないっ…」」
振り向いた優留の言葉を、留火は咄嗟に遮った。
もう取り返しがつかない。
観念した留火は、少し間を置いて想いを吐き出してしまう事にした。
「……お前が何を勘違いして、
どう思っているかなど、私には分からないけれど。
…………でもお前を失うなら。
私はお前に喰われたほうがまだ幸せだ」
真横に見える真剣な表情が、
その言葉を…
『留火の想い』を伝える。
(え……でも、………え?)
半ばパニックになりながら、
どうしていいか分からない優留は、わかんない…、と小さく呟いてうつ向いた。
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