第七章 ―離婚―

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実家に帰る事を決断した私は、義兄にもありのままをメールした。 ろくに眠れなかった私がそれでもうとうとしていた朝、確か7時過ぎだったと思う。 義兄が仕事に行く前に、わざわざうちに寄っていってくれたのだ。 「つらかったな」 「ごめんな」 そんな言葉をかけてくれた義兄の前で、大泣きしてしまった。 落ち着くまで頭を優しくなでてくれていた義兄に、どれだけ救われたか…… その日、私は仕事先に休む事と仕事を辞めさせてほしい事を告げた。 義姉の助言もあり、市役所へ行っていろいろと必要な手続きについて聞いてきた。 申し込んであった保育園の届け出も辞退した。 その日に出来る手続きをして必要な書類を貰った私は、そのまま義姉と義父と待ち合わせしていたカフェに向かった。 そこで私の知り得る限りの事を洗いざらい話した。 もちろん、それらには予測でしかない部分がある事もちゃんと伝えて。 それが良かった事なのか、それとも私だけで抱えて居た方が良かったのかは分からない。 悲しそうなため息をつく義父さんがそこには居たから……  
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