第二章 ―浮気―

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  まず目に飛び込んできたのは、女性の胸元の画像。サイトからダウンロードしたような感じではなく、明らかに写メで撮ったと分かるものだった。 そして、冷や汗でもかきそうな程に鼓動が速まった状態で、メールを確認した…… 『ちゃんと帰れた?今日は会えて嬉しかったよ。中々休み合わなくてごめんね。俺も淋しいよ』 みたいなメールが、ハートマーク付きで終電間際の時間で送信されていた。 しかも、仕事が終わってすぐに電話でその女の子と話した履歴が残っていた…… これだけでは浮気確定の証拠にはならない。 だけど、真っ白の訳がない……。 実際、私の予測は見事に全てが当たっていく事となる。  
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