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次の日から、翔太を仕事に送り出すのが怖くなった。
また同じ事をされたら……
その不安は、結婚生活を終えるまで、ずっとずっと消える事はなかった。
翔太は出来る限りの事をしてくれた。閉店してすぐに必ず店から電話してくれて、時間がかかりそうなら30分毎に連絡をくれた。
飲みに行くのも出来る限り断ってくれて、休みはずっと家に居た。
それで、少しずつ鬱憤が溜まっていったのかもしれない……
だけど、それからの二年半は喧嘩は繰り返しながらも、家族として幸せな日々が確かに存在していた……はずだった。
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