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長男が一歳になるのを目処に、私は働き出した。
それは翔太の働いていた会社。いろいろと融通もきくし、何より翔太の側に居られる。もちろん仕事とプライベートは別物。それは承知の上で働いていた。
違う店舗に入る事もあったが、仕事もより理解出来るようになり、翔太の愚痴もしっかり聞いてあげられた。
待望の第二子もすぐに授かり、私は出産一ヶ月前まで出産費用を稼ぐ為に働き続けた。
その間も、着々と借金は減らしていった。翔太も雀の涙ほどのお小遣いで、頑張って耐えてくれてたと思う。
いや、元々翔太の借金なんだけどね……。
でも、地道に頑張っていたのだ。早く借金がなくなる日が来る事を夢見て……
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