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事態の好転もなく、子供たちの具合がおもわしくない日々が続いていた。
仕事と家事と育児に追われて毎日が過ぎていき、12月になろうとしていた。
翔太はたまに仕事中の休憩時間、フラッと帰ってきてご飯を食べていったりしていた。
昼間は日雇いのバイトしてたり、仕事先の寮に住まわせて貰っていたと言っていたけれど、ずっと愛人のところだったんだと思う。
こんな事があった。
キャバの仕事を始めてすぐの頃、髪を切って染めたいと言いだした。
その時手元にあったお金は1万円。残り半月分の生活費だった。
「日払いして貰って返すから」
そういって、8千円のお金を持って行った翔太。
1週間程してようやく2千円だけ返してくれたけど、残りはずっと帰ってこなかった。
しまいには、払えばいいんだろ!?とキレられた……
そして、日サロにマッサージの会員カードから、仕事を解雇されてからも通っていた事が判明した。
お金は全部日払いで払ってもらっていたんだと思う。
11月に初めてキャバのボーイとしての給料が入った時、19日(1日10時間)働いた給料は10万ちょっとだった。
かなり日払いでお金を使っていたみたいだった。
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