孤独だった2人

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学生が行き交う下校時間 私、三枝奈々は黒沢輝と一緒に彼のバイト先に着く 「今日も悪いな、別に無理して付いてくる必要は無いんだぜ?」 「いいじゃない、私が勝手に来てるだけよ」 カラン、とドアが開くと、鈴の音が私達を迎え入れてくれる 「こんにちは」 「マスター、今、来ました」 「よお輝、今日は嬢ちゃんと一緒か」 「お、この子が噂の彼女か」 「へぇ~少し来てない間に黒沢君に彼女が出来たんだ」 「彼女さん可愛いね」 中にはマスターこと幕ノ内さん、海瀬さんがいた その他にお客さんだと思う人達もいて海瀬さんの一言に少し動揺してしまった 「か…彼女って…」 「自慢の彼女ッス、可愛いでしょ」 と言いながら私の肩を抱き寄せる 「ば…バカ!場所を考えなさいよ!」 いつもの反射で黒沢を叩いてしまった…
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