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Side秋山
彼女の反応が可笑しい。
さっき声をかけるとテレビを見ててくれとしか言わなくなったのだ。何か隠してるな
『まあ、どうせ焼き魚な味噌汁あたりを失敗したんだろう。多少まずくてもちゃんと美味いって言ってやるさ』
彼女が料理に失敗するのは想定の範囲内。だからこんな事では早々ビックリしない…
『秋山さーん、出来ましたよー』
『ああ、今行く』
やっと出来たか。少し早足でダイニングへと向かう。少し楽しみな俺の目の前にあった飯達は一言で言えば『綺麗』だった。
『…中々綺麗に出来たな』
『え?あ…あの…味の方は…』
『味もさぞかし美味いんだろうなぁ?』
『う、う…』
彼女の顔が引き攣っている。どうやら失敗作が混ざっているようだ。面白い、少しからかってやろうと俺は料理達を見つめた
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