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Side直
食事を終えて、私と秋山さんは和やかにテレビを見ていました。
『秋山さんって…ラーメンとか中華は嫌いなんですか?』
『嫌いじゃないが和食よりかは好きじゃないな。油っこい食べ物は受け付けない』
『へえ、美味しいですよ?ラーメン』
そんなたわいない話をしていた時でした
ピーンポーン…
『あれ、こんな時間に誰でしょう?』
『俺が出るか?』
『いえ、私が出てきます』
そうか、と言った秋山さんは再びテレビを見ていました。私は立ち上がり『はーい』と言いながら玄関まで走りました。
『どなたですか?』
『ナーオーちゃんっ♪』
『え?』
懐かしい、この声は…
『フクナガさん!?』
私は、ドアを躊躇わずに開けました
『ナオちゃん♪久しぶり、俺の事覚えてるんだ?ちょー嬉しいんですけどォ』
『フクナガさんっ!元気そうですね!』
フクナガさんとの再会を私は喜びました。
秋山さんにも会いたかったけれど…
フクナガさんにも会いたかったのです
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