第4話:波乱の王様ゲーム

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Side直 ピーンポーン… 今日は何だかお客さんが多いです。私は『はーい』と言いながら玄関へと向かいます 『どちらさ…ま……』 『お久しぶりですね、カンザキナオさん』 ニッコリと笑い、私を抱きしめているのは…間違いない、よ…よよよよよ…… 『ヨコヤアァアアアァアアァアアアァァ』 すぐ後ろにいつの間にか居た秋山さんが絶叫し、私からヨコヤさんを引き離し、更にヨコヤさんに華麗な飛び蹴りを決めました。…正直、アレは痛いと思います 『グフッ…酷いじゃないですか、秋山君』 『黙れ、ド変態が。彼女に何の用だ』 秋山さんはヨコヤさんを睨みつけ、何度も何度も足蹴りしていました。ヨコヤさんは私を見てニッコリ微笑むと… 『カンザキナオさん、正直に言いましょう。貴女に惚れました。結婚を前提に付ry』 『死ねえぇえええヨコヤアァアアアァ!』 秋山さんの右ストレートが決まり、ヨコヤさんの頬は真っ赤になっていました 『煩いな、近所迷惑…あ、ヨコヤじゃん』 フクナガさんも奥から出てきてヨコヤさんを見るなり嫌そうな顔。ヨコヤさん、相当嫌われてるんだな……
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