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…棒が全て引かれ、こうなった。
『わぁい!王様ですっ』
ナオちゃんは楽しそうに王様棒を持ち上げる。これは勿論、俺が仕組んだ罠。ふふ…こりゃ楽しみだな…
『あ、ナオちゃん。命令は『王様と●番が●●』って言っても大丈夫なんだよ?』
『え?そうなんですか?』
ナオちゃんの顔がぱぁっと華やかになる。こりゃ秋山とイチャイチャしたいんだなぁ…まあ、そんなのさせないけどォ?
『ナオちゃん、秋山はね』
俺が指を2と指す。ナオちゃんに見えるように見せた。あはは、勿論この番号は俺の番号。秋山には全く見えちゃいない…こりゃ俺の大勝利ー!
『フクナガさん…』
『ナオちゃん、秋山好きなんだろ?知ってるから…俺のせめてものの恩返し』
『ありがとうございます…!』
ヤバい、秋山が怪しみだした。『ほら、ナオちゃん!』と背中を押す
ナオちゃんは
やっぱり
馬鹿だった
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