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『王様と2番が、二人きりでコンビニの買い出しに行きます!』
………………は?
『2番さんだーれだっ』
『……』
空気が、死んだ。
ナオちゃんは『あれ?』という顔
『秋山…さん?』
『俺、1だけど』
『…え?』
気まずい…俺はニッコリ笑って2番の棒を上げた。ナオちゃんはそれを見て顔を強張らせた。…あ、ナオちゃん小声で『フクナガさん…』と言ってる…。
『フクナガさん…が…2…?』
『行こっか』
ナオちゃんの手を取り、立ち上がる。『福永ッ!!』と秋山に怒鳴られるもヨコヤが止めてくれた。
『秋山君、王様の命令は絶対です。私も納得がいきませんが我慢しましょう』
『…………ッ!』
秋山は悔しそうに俺を睨んでいた。いい気味…と、言いたかったがナオちゃんの落ち込みようは見たくない
『ナオちゃん、行くよ』
『…………はい』
俺は辛そうなナオちゃんを連れて外を出た
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