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Side直
『…あの、フクナガさん…』
コンビニへと向かう道で私はフクナガさんに声をかけました。フクナガさんは私の方へと向くと真剣そうな顔で
『悪いけど、俺だって直ちゃんと居たかったんだからね。謝ったりしないよ』
『…フクナガさん』
『俺、直ちゃんの事好きだから』
……え?私は耳を疑ってしまいます
だって、あのフクナガさんが私の事を…?
『そんな…冗談は止めて下さい』
『直ちゃんってほんと、バカだよね』
ダンッ…
壁に手をつくフクナガさん。そしてフクナガさんに追い詰められてしまった私…
流石に鈍感な私でも分かる状況でした
『ちょっ…フクナガさん…!』
『直ちゃんが秋山を好きなのは知ってる。けど…けど…俺は諦めないからね』
フクナガさんの顔が近づいてくる…どんどん…どんどん…私はハッとしました
……私、このままじゃキスされる
秋山さん……ッ!
ドンッ!!
私はフクナガさんを突き飛ばしました
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