第4話:波乱の王様ゲーム

7/8
前へ
/35ページ
次へ
Side直 『…あの、フクナガさん…』 コンビニへと向かう道で私はフクナガさんに声をかけました。フクナガさんは私の方へと向くと真剣そうな顔で 『悪いけど、俺だって直ちゃんと居たかったんだからね。謝ったりしないよ』 『…フクナガさん』 『俺、直ちゃんの事好きだから』 ……え?私は耳を疑ってしまいます だって、あのフクナガさんが私の事を…? 『そんな…冗談は止めて下さい』 『直ちゃんってほんと、バカだよね』 ダンッ… 壁に手をつくフクナガさん。そしてフクナガさんに追い詰められてしまった私… 流石に鈍感な私でも分かる状況でした 『ちょっ…フクナガさん…!』 『直ちゃんが秋山を好きなのは知ってる。けど…けど…俺は諦めないからね』 フクナガさんの顔が近づいてくる…どんどん…どんどん…私はハッとしました ……私、このままじゃキスされる 秋山さん……ッ! ドンッ!! 私はフクナガさんを突き飛ばしました
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

228人が本棚に入れています
本棚に追加