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Side直
『♪~…♪~…』
私は鮭を焼きながら機嫌よく歌っていた。秋山さんとこれからずっと一緒に居られると思うと機嫌も良いんです。私は、秋山さんが大好きだから。
『ん?……………あ』
『どうかしたか?』
リビングでテレビを見ていたはずの秋山さんがヒョコッと顔を出していました。それに驚いた私は慌てて
『だ、大丈夫です!何でもありません』
『そうか?明らかに動揺してるが』
『秋山さんはテレビ見てて下さいっ!』
そう言えば秋山さんはリビングへと戻っていった。私はふぅ…とため息をついて味噌汁の入った鍋の蓋をあけました。
『やっちゃった…』
そこには、明らかに味が濃そうな味噌汁が。これじゃ喜んでは絶対に貰えません。
『うーん…水、入れてみよう…』
科学の実験のように水を入れて、煮たせて味見すると風味が落ちて美味しくありませんでした…。私はガクッと肩を落とします
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