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「……あれ?」 うちの部屋の前に、人が居る。 背が高くてモデルみたい。 茶色がかった髪には、ふわふわにパーマがかかっている。 服装も…なんていうか、スタイリッシュ。 見たことない人だし、郵便屋さんという訳でもなさそう。 「あの、どうかしました?」 「…丸山さんですか?」 「はい、そうです」 「隣に引っ越してきた、大倉です。」 「あ、そうだったんですか?何か困ったこととかあったら、遠慮なく言って下さいね。」 「はい、よろしくお願いします。」 そう言った彼は、柔らかな笑顔を浮かべ会釈すると、部屋とは反対に向かって歩き始めた。 ……スーパーにでも行くのかな? ∞
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