第一章屯田兵

1/44
前へ
/44ページ
次へ

第一章屯田兵

人類が、宇宙へ行ける力を手にしてから・・・・・人類は、仲間内で戦い続けた。 1969年に、アポロが持ち帰った月よりのデータを米ソが共同してプロジェクトを押し進めたまでは良かった。 1980年に、月、火星、木星及び衛星、アステロイドベルトの開発を開始してから、米ソ国家間の関係という歯車が、徐々に狂い始めていった。 そして、1982年に宇宙利権の衝突から、第三次世界大戦が起こった。 この世界大戦に、反対した日本も参戦を余儀なくされ、当時の日本国軍の将校、久野隼人准将、柿崎大佐、後川中佐が自陣の兵力を消耗しないように、巧みな用兵を駆使して、早決なる大戦終結に尽力した。 1983年、モスクワ・ワシントンに同時に反物質兵器による攻撃を両国が敢行し、両都市は消滅して、さらなる攻撃を報復という形で実行しようとした際に、日本国が持ちかけた講和により、第三次世界大戦は終結した。 この時の日本国軍の代表が、久野隼人准将、柿崎大佐、後川中佐であった。 この3人は、不可能と言われた米ソ国家間の関係修繕に尽力して、ついにコレを成し遂げたのだ。 久野隼人准将は、この功績により小将に、柿崎大佐は、准将に、後川中佐は大佐に昇進した。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加