プロローグ

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お断りした時のルシア様の顔が忘れられない。 残念です、と一言言い笑った彼。 冷たい、冷たい微笑みだった。 私はなんだか胸がざわざわしてならなかったのを覚えている。 国と国との繋がりやお付き合いは大切な事だとは分かっていた。 だけれどこれまで仲良く共存してこれたのだし、多少わだかまりは残るものの、これからも仲良くやっていけるだろう。 そう思っていた。
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