秘密

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あなたは、 河合さんと自分の会話を 聞いてたのかな…? 何気なくかわしたけれど 更衣室を出たあなたの 後ろ姿を見て… 思わず、追いかけてしまった。 「あのさっ!葛城さん?」 「はぃ?」 「ちょっ、ちょっと待ってて 急いで着替えるから」 「…はっ?」 「駐車場まで一緒に行こう?」 「…ぅん、いいけど」 「すぐ、すぐだから」 さっきまで クールに決めてたのに ダメだ。 イメージが… だけど… なんだか、このまま 帰したくなくて… 急に話しかけてきた 真意を知りたくて 自分でも情けないくらい テンパってた。
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