しろいぼぅーる

始まりの桜が咲いています。

家に帰って、自分の部屋で少しの間くつろいだ。

本棚からお気に入りの野球の漫画を取って、ベットの上で寝転んで読む事にした。

それは高校球児が夏の甲子園を目指す青春ストーリーの漫画だ。

私は高校野球が大好き。

毎年、行われる春と夏の大会は欠かさずに見ている。

好きになったきっかけは、中学一年生の夏に家族で夏の甲子園大会を見に行った事だ。

その当時、私は野球なんて興味が無かったし、正直言えば見に行きたくなかった。

テレビで放送するんやけん、わざわざ見に行かなくてもいいやんって思っていた。

しかし、実際に甲子園で生の高校球児が試合を戦っている姿にくぎづけになった。

独特の空気が球場を包み込んでいる。

ルールとか分からずに見ていたけれど、その場の雰囲気や迫力は肌で感じられた。

だから、凄く楽しい時間を過ごす事が出来た。

応援団や吹奏楽部の演奏、ヒットを打った時の盛り上がり、全てが新鮮だった。

この日を境に一気に私の中に『高校野球』という風が吹き込んだ。

甲子園から帰ってきてから、試合をテレビで観戦するようになった。