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Jから…ましてや最後までなんて、絶対許さない。
それでも冷静を装って、そんな雰囲気を感じさせず、ふぅんと、声を漏らした。
それからふと思い立って、ニヤリと笑った。
「Jぃーん?」
甘えるときの声出して、背中から抱き着き、左の耳たぶを軽く噛む。
結構柔らかくて好きなトコ。
そうして、つ、と鎖骨を人差し指と中指でなぞった。
「~~っ!!!!????」
声にならない悲鳴をあげて、よじろうとした体をそのままがんじがらめにしてやった。
一応オレだって力はあるんだぞ、コラ。
「なにす…っ!?」
「Pちゃんの唇どうだった?」
鎖骨をなぞる手は止めてやらない。
ここは仁にとって一種の性感帯みたいなもんだから、多分焦れて素直に吐くだろう。
これはある種の拷問。
Pちゃんから又聞きしてオレが嫉妬しないわけがない。
第一、キスされる程の隙があるJだって問題だ。
「ねぇ、どうだった…?」
さながら、娼婦のように掠れるような、吐息のような、甘い甘い言葉で囁いた。
絶対白状してもらうんだから…。
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