壱ノ話「すべては突然に」

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晴斗「ぜぇぜぇ…ゴプッ」 何度目かはわからない吐血をする。 すでに目が霞んで見えず、腕も脚も折れ動かず、辛うじて自分の声が聴こえる。 晴斗「ぜぇ…くそ………もう…ヤバい……」 意識が朦朧(もうろう)としてきた。 多分、ここで意識を無くしたら二度と目覚められないと頭の中で警報が鳴っている。 晴斗「ハァハァ……まだ……寝てたまるか」 自分の頭を寝かせないために違う事を考える。 ふと一昨日の事を思いだしていた。
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