壱ノ話「すべては突然に」

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一昨日の事 ダルい大学の講義を受けて帰る時の事、先輩に呼び止められていた。 先輩「お前確か、スカイダイビング好きだったよな?」 晴斗「スカイダイビングすか?まあ好きですけど…それがどうかしたんすか?」 好きと言っても二ヶ月に一回飛ぶ程度だが… 先輩「実はあの変質教授からなスカイダイビングの誘いがあったんだ」 晴斗「変質教授…鷹石教授ですか」 鷹石教授は通称変質教授と呼ばれている。 性格は悪くはないのだが挙動不審でキョロキョロしたりする所からその名が付いた。 先輩「その教授からなスカイダイビングの誘いがあったんだが、俺はそういう資格?だかを持ってないから行けないって言ったらさ。知り合いに持ってる人いないかって言われてな」 晴斗「はぁ…それで俺ですか…別にいいですけど」 特に断る理由もないし、鷹石教授とは話す事も多いので了承した。 その後詳細を聞くために鷹石教授の研究室を訪れていた。 晴斗「では場所はわかりました。日時はいつでしょう?」 鷹石「そうですね…坤は確か………ですから……明後日は日曜日ですのでその日にしましょう」 意味のわからない事を呟き日時を言う。 変な事を言うのはいつもの事なので気にはしなかった。 晴斗「わかりました…それでは失礼します」 そう言って足早に研究室を出て行った。 鷹石「…………楽しみにしてるよ」
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