壱ノ話「すべては突然に」

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そして当日…つまり今日 鷹石教授から連絡があった。 鷹石「すみません晴斗君…どうしても外せない用事ができてしまいそちらに行けそうにありません」 それはドタキャンの連絡…詳細を聞けば親族が事故にあったらしい。 鷹石「お詫びと言っては何ですが飛行機のチャーター代などの経費はこちらが支払いますんで楽しんできてください」 と、電話を切ってしまった。 こうなれば遊ぶしかあるまいと思い少し浮かれた気分で飛行機に乗った。 そして事件は起きた いい具合の高さにきた時俺は空に飛び出した。 俺以外にも何人かのインストラクターの人も一緒に飛んだ。 そしてパラシュートをそろそろ開こうとした時、そこで異変に気づいた。 下に広がるのは………森だった。 異変に気づきインストラクターの人達を探すとかなり遠くの方でパラシュートを開いていた。 どうやら気づかない内に流されてしまったらしい 森に着陸するのは危険な行為とわかっているのでパラシュートを開いた後、軌道を直すことにしてパラシュートを開いた。 ブチッ 何かが切れた音がすると同時にパラシュートに引っ張られバランスが崩れる。 切れたのはパラシュートのロープ…そして 晴斗「う、うわああああぁぁぁぁぁ!!!」 森へと真っ逆さまに落ちていった。 落ちる途中、森の木の枝のお陰で落ちる衝撃を抑えられ奇跡的に即死を免れたのだった。
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