壱ノ話「すべては突然に」

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そして今の瀕死の状況に戻る。 晴斗「ごぼっ…」 また吐血をする。 ここまで来ると救助が来たとしても無理だとわかる。 でも、助からないとわかっていても……生きたい 晴斗「ま、まだ……死にたく……ない」 動く左腕が無意識的に地面を握る。 生きたいと、ただひたすら願う だが現実は非情だった。 身体から熱が抜けていくのがわかる… 直感する…助からない そして意識を手放した………。 ??「ふふっ、まだ貴方は死なないわ…そういう運命じゃないって吸血鬼が言ってたし…しかしわからないわ…確かに素質はあるけど―――そこまで…まあいいわ、おもしろそうだから助けてあげましょう」
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