ゲーム スタート

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―――夢を見た。 こんなにハッキリと覚えている夢は久々だった。 瀬川灯夜にとって、それは懐かしい夢。 小学校の頃から仲良しで、高校に入った今でもよく絡んでいる3人と遊んでいる夢だった。 灯夜を含めたその4人で作った秘密基地で、一緒に遊んでいた。 とても楽しそうに・・・。 「どうして・・・こんな夢・・・」 ボソッと呟く。 暫くボーっと窓から外を見ていた。 すると、ふと机の上の時計に目がいった。 ―――8時15分 「・・・」 灯夜は一瞬硬直した。 彼は高校生。 彼の通う高校は8時からSHLが始まる。 「まっ・・・まずい・・・」 時計を見つめたまま、彼は叫んだ。 「寝坊したぁぁぁぁ!!遅刻だぁぁぁぁ!!!」
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