第7章 新入生強化合宿訓練

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「成る程。兄貴分と言うわけか」 納得したようにメイトューレは頷く。 「はい、そうですね。……そろそろ衛生科の人達がゴールする頃です。出迎えましょうか?」 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「情けないぞ、まったく」 全員がゴールした後、ハゼルが生徒達の前でそう言う。 結局、全員がゴールした時間は予定よりかなり遅れていた。 その原因が戦闘科だ。 「そんな体力で良く軍人になろうとしたな」 そう言うハゼルの声は呆れたようだ。 「……まぁいい。時間も無い。使い魔の召喚を始めるぞ。希望者は準備にかかれ」 ハゼルは手で解散を合図すると、現在地であるグランドに描かれた魔法陣の最終確認に移った。 「……………」 その光景をレルトは黙って見ていた。 前日にアネルートフィアが言った言葉が頭に引っ掛かっているからだ。 「大当たりと言う名の大ハズレ……」 そのフレーズを口にしてみるが良くわからない。 ただ、良くないと言う事は理解出来る。
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