第7章 新入生強化合宿訓練

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そんな2人をレルトは離れた場所から見ている。 どうやら、あの白銀の天上人はアネルートフィアの知り合いのようだ。 (レルト、こちらに来い) 彼の頭に、アネルートフィアからの呼び出しが響いた。 「アネルが呼んでるから行ってくるね」 フィルシーとメイトューレに告げて、レルトはアネルートフィアの元にむかう。 「ふむ。貴様がアネルの仕え人か?」 到着するなり白銀の天上人が、値踏みするかのような視線と共にそう尋ねた。 「えっ……あっ、はい。レルト・ナイバートです」 レルトがそう名乗り一礼すると、アネルートフィアが彼を胸に引き寄せ抱きしめる。 「アネル……みんなの前では止めてって言ってるでしょ?」 「良いではないか、少しぐらい」 久しぶりに見るアネルートフィアの明るい顔にホッとしつつも、彼女の抱擁から逃げるための抵抗をする。 「……心外だ……。私以外にアネルと呼ぶやつがいるとは……」 白銀の天上人は先程よりも驚いた顔をしていた。
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