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「さて、そろそろ我は帰る。実のところ、勝手に呼び出された憂さ晴らしにここら一帯をさら地にしようと思っていたのだがな、親友に会えた今はどうでもよくなったわ」
ユーフィクエントがアネルートフィアを見つめる。
「職務に暇が出来たらまたこちらに来る。その時は久しぶりに飲もうではないか」
「ならば良い酒を出すバーを知っておる。人間界の酒は美味いぞ」
「そうか、それは楽しみだ」
2人の天上人は微笑み合うと、互いに後ろに下がる。
するとユーフィクエントの白銀の羽根が輝いた。
その刹那、ユーフィクエントは天上界へと戻っていった。
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