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距離が近づくにつれ、魔法も混じり始める。
それでもメイトューレは止まらない。
銃弾を弾き、矢を切り落とし、魔法を消滅させる。
「邪魔だぁっ!!」
そして接敵。前線にいた遠距離攻撃隊が後退するまえに、目の前にいる敵に小刀を振る。
勿論、峰打ちだ。峰は敵の腹を打ち、相手は堪らず気絶する。
それを尻目にメイトューレは前進、遠距離攻撃隊を抜ける。
次に待ち受けるは近接戦闘隊。
槍が突き出される。彼女はそれを身を低く落として回避、体勢を戻す勢いで両の小刀で槍を跳ね上げ跳躍。
相手の右肩に踵を振り下ろす。
力は抜いたが、メイトューレのブーツの踵には鉄骨が仕込んでいる。
ごきり、と肩の関節が外れる感覚が伝わるが悪いとは思わない。
そのまま脱臼した敵を踏み台にして前に進む。
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